潜水艦に関しての考察
管理人が潜水艦に乗って思った事を細々と。
注:この考察は管理人の経験を元に作成されています。
あまり鵜呑みにすると痛い目に遭うかもしれません。


参考動画(flm氏)


潜水艦の種類について
潜水艦は現在2種類あり、アメリカ軍のガトー型とドイツ軍のVIIC型とある。

ガトー潜水艦
1番席
53.3p魚雷(6発×6)53.3p魚雷(1発×12)
2番席
76.2p砲(92発)
3番席
12.7mm機関銃(100発×?)
4番席
12.7mm機関銃(100発×?)
アメリカ軍の大型潜水艦で、対抗馬である枢軸側潜水艦と比較すると全ての面で優れている。
深度70mまで要する時間は約40秒。70mからの急速浮上も同じ。酸素が無くなるまで潜っていられる限界潜行時間は約5分。
前部魚雷の再装填時間は2分。ソナーを積んでいるが精度がいまいち。何も無いのにソナー音がする事がある。
使い方によっては戦況を引っくり返せる。2番席で警笛を鳴らす事ができる。
VIIC型潜水艦
1番席
前部53.3p魚雷(4発×3)
後部53.3p魚雷(1発×2)
2番席
88mm砲(220発)

3番席
20mm機関砲
ドイツ軍の潜水艦で同型艦が数百隻もいる。アメリカ軍のガトー型に比べると能力的に劣る。
日本軍の潜水艦としても登場。揚陸艇のラムアタックで3分の1のダメージを受けるほど軟弱。
深度40mまで95秒。潜行時間は変わらない。ソナー付き。
史実では通商破壊に大きな戦果を上げたが大戦後半ヤムチャ化。

能力的にガトー型が全ての面で優秀なので潜水艦乗りならガトー型に
できれば乗りたい。特に潜水速度に雲泥の差がある。
また搭載している魚雷本数にもかなり差がある。VIIC型が唯一、
ガトー型に勝る点は砲の口径の大きさと、装填速度の速さである。
(装填速度も、VIIC型の魚雷発射管が少ないから速いというだけである)

潜水艦の航行について
潜水艦の速度は他水上艦と遜色はあまり無い。ただし潜った場合、
深度に応じて速度が遅くなる。管理人は長距離の移動の際は基本的に
浮上航行している。敵機来襲した場合、(これは目視より音で判別した方が良い)
潜望鏡深度まで潜る。ただしVIIC型は敵機の攻撃までに潜るのが
間に合わない可能性が高い。また砲撃は基本的に潜望鏡深度で無効化できるが、
着弾の衝撃は受ける。
(注:重巡洋艦以上の砲撃だと潜望鏡深度でもダメージを受ける)
また大体35mぐらいで艦船の底を潜る事ができるが稀に引っ掛かる。
なお当然ながら海底以上の深さには潜ることは出来ない。

潜水艦の装甲について
潜水艦の装甲は12.7mm機関銃で貫通するので
(貫通するだけで入るダメージは僅かである)戦闘機の機銃でも
長時間攻撃に晒されるのは(精神衛生上)望ましくない。
20mm機関砲だと連続して受けると馬鹿に出来ないダメージを受ける。
勿論見つからないのがベストである。

敵艦の探知方法について
味方の敵艦発見の報告で行動する。潜望鏡で目視、敵を調べるのが基本だが、
潜る場合は探知方法はソナーが主体……なのだが、潜水艦のソナー。
精度があまりよろしくない。はっきり言えばあまりあてにできない。
潜っている場合、一番頼りになるのは音である。スピーカーはどうかは分からないが、
ヘッドフォン装着の場合、海上の様子がかなり分かる。飛行機の音、艦船の音など……。
(この場合、パソコンはサウンドカードを付けてないと聞き漏らす音が出るかもしれない?)
また耳を澄ませば他艦が魚雷を発射した音さえ聞き取れる。敵艦が近いとカーンカーンと音がする。

潜水艦の標的

敵大型艦の撃沈が目的である。戦艦、空母、巡洋艦、補給艦など。あと敵地深くまで行くので、
収集した情報は余さず味方に報告しよう。敵艦の発見には味方の発見報告が便りで、
敵艦のその後の行動は予測するしかない。敵艦の艦長がもし自分なら……とこうするだろう、
という予測を立てよう。また空母は艦載機の行動で位置を推測も可能である。
この場合、敵機の動きを観察しよう。やけに離れた場所に敵機が行き来してるのであれば空母は近い。
ただし用心深い敵機はブラフをかましてくる。(わざと違う場所に行くなど)
引っ掛かった場合、潜水艦にとって貴重な時間を浪費する羽目になる。

潜水艦の武装について

潜水艦の魚雷は駆逐艦なら1.2発で撃沈できるが、それ以上の艦となるとバルジの関係で
撃沈が難しくなる。バルジを破壊するには少なくとも2発、
戦艦ならば3.4発程度撃ち込む必要がある。バルジは四分割されており、
船体前部左右、船体後部左右に分かれている。この内、バルジを二箇所破壊し、
船体構造物が水に浸かるようになると持続的にダメージを与える事が出来る。
船体上部の構造物が魚雷を撃ち込めば良い。この場合も、やはりバルジの破壊による浸水が
前提となる。ただ例外として経験上、
バルジを無視して直接船体にダメージを与える事があるようだ。

統括すると大型艦に潜水艦が打撃を与えるには
・バルジ二箇所以上の破壊
・船体構造物に魚雷を叩き込む
のいずれかである。
潜水艦の砲台と機銃は基本的に飾りだが、邪魔な揚陸艇の排除には砲台は極めて有効。
また補給に関しては補給艦に近付けば弾薬、修理が受けられる。

潜水艦の天敵について
潜水艦は潜ると艦船、飛行機による爆雷や雷撃機による魚雷しか打撃を与える事ができない。
(ただし一部の例外がある、水中砲撃など)
追記:重巡洋艦以上の砲撃だと潜望鏡深度でもダメージを受けるという指摘がありました。
潜水艦は基本的に潜ってれば打撃を受けないのだが、駆逐艦が来た場合どうするか。
最大深度、例え深度70mまで潜ったとしても爆雷によってダメージを受ける。
良くて大破、悪ければ撃沈される。また大破したとしても、駆逐艦が戻ってきて爆雷を
落としてきたらアウトである。経験上、駆逐艦が来て潜って助かった事は一度しか無い。
潜っていてもソナーで探知され位置を把握される。
未確認情報として、ある程度の深度まで潜って静止状態になると潜水艦はソナーに
探知されないという情報があるが、一人では試しようが無い。

では駆逐艦が来た場合、どうするか。先にこちらが気付ければ先手必勝である、
魚雷を撃ち込もう。運が良ければ1発で撃沈できるし、悪くても2発で駆逐艦を撃沈できる。
先に駆逐艦が気付いた場合、管理人の場合、浮上戦闘する。
砲撃を受けるが爆雷よりはいくらかマシである。こちらに爆雷を落とそうと近付いてくるので、
何とか前部や後部の魚雷発射管に射線に誘い込んで撃沈するしかない。
この場合、浮上しないと運動性能が確保できないので難しいのである。
前部の射線に誘い込めれば意外と何とかなる。後部の場合はあまり期待できない。
腕が良ければ後部でも撃沈出来るだろうが、管理人はそこまで腕利きではない。

また撃沈が間に合わなくても爆雷は駆逐艦後部に炸裂する。浮上してて、
尚且つ艦の距離によっては助かるが、爆雷から助かっても敵艦の後部砲座から攻撃を受けるので
やはり爆雷を落とされる前に撃沈したい。

巡洋艦の場合、管理人の経験では爆雷を落とされた事が無い。潜水艦に構ってられないのか、
もしくは気付いていないのどちらかなのだろう。
狙われた場合、駆逐艦と違い撃沈が狙えないので厳しいだろう。
懐に潜り込めば勝機は無くも無いが……。

また駆逐艦や巡洋艦が魚雷を発射してくる場合があるが、そういう魚雷は水面から少しに沈んだ
深度で進んでくるので潜望鏡深度より深く潜れば安全に回避できる。
例え潜望鏡深度でも、当たる可能性があるのは潜望鏡のある艦橋だけなので、安全性は
浮上している場合に比べ雲泥の差がある。


補給艦の場合、搭載している爆雷は左右に落とす方法なので
駆逐艦よりある意味脅威だが、補給間はソナーが無いので潜ってしまえば安全。
相手はこちらの位置を確認できないし、潜望鏡をギリギリで出せばOK。
補給艦は大型艦をフォローするという重要な任務があるので
潜水艦にはいつまでも構ってられないだろう。ただフォローしている大型艦を攻撃する場合は、
構ってくる可能性はある。もっとも管理人の経験上、補給艦が潜水艦に爆雷攻撃してきた事は無い。


雷撃機の場合、
これがある意味一番厄介である。落とされた魚雷は一度深く潜ってから、
少し浮上して航行するので潜水艦が潜っていようが
あまり安心できない。雷撃してくる敵機は例外なく低空飛行で
潜水艦に突進してくるので分かりやすい。潜望鏡深度で雷撃機を発見した場合、
とにかく深く潜ろう。早く気付けば早く潜った分、安全性が高まる。
また浮上状態で雷撃機を発見した場合、横っ腹を見せないようにするのが大事である。
横っ腹を見せないという事は、それだけ被弾率も低くなるからだ。もっとも、
雷撃機のパイロットがそれなりの腕ならば被弾する。
腕に絶対の自信があるのであれば、潜水艦の砲撃で撃墜も不可能ではないが……。
ただ、一発避ければ雷撃機はもう攻撃手段を持たないので安心できる。
また例え一発喰らっても、運が良ければ中破程度で済む。横っ腹に当たった場合は
良くて大破、悪ければそのまま沈んでいく。



爆雷を積んだ飛行機の場合
正直、どうしようもない。浮上状態で潜行しても間に合わない。
直撃した場合、確実に撃沈される。また潜っててもダメージを受けるなど凶悪。
潜水艦の位置が判明して敵機が攻撃姿勢に入った時点でアウトなので、
見つからないのが一番確実。今のところ爆雷を積んだ飛行機というのは
英国のソードフィッシュだけである。


敵潜水艦の場合、管理人の場合、駆逐艦並みに遭うのが嫌な敵である。
相手も同じ目的で航行しているので結構遭遇する。それに味方の報告で潜水艦発見の報が
入った場合、味方に任せるか撃沈するべきか否か判断を迫られる。
交戦する場合、やはり先手必勝である。船体を没している事が多いので、潜望鏡が進む方向から
船体の位置を推測し魚雷発射すれば良い。ただ自艦が浮上している状態で魚雷発射しても
艦橋以外に命中しない事がある。自艦の艦橋が見える程度まで潜るか、もしくは同じ潜望鏡深度での
魚雷発射が望ましい。また敵艦に先に見つかった場合、とにかく魚雷が当たりにくいように
船体を動かししつつ、自艦の魚雷の射線に敵を潜り込ませよう。もしもではあるが、相手にするのが面倒なら
潜望鏡も没して潜ってしまえば良い。この場合、敵潜水艦を放って置く事になるので味方への
発見報告は欠かせないようにしよう。無論、できれば敵潜水艦の撃沈を狙う方向で行きたい。
敵潜水艦を放っておくと下手な艦長ならともかく、上手い艦長だと味方に甚大な被害を与える。
できれば逃走は魚雷装填中や、弾切れなどでどうしようもない時だけにしよう。



一例
ミッドウェー海戦で潜水艦に乗った場合、この時、管理人は島の北側を
逆時計回りで進み味方機が報告してくれた位置まで進むと敵空母を発見した。
そこに向かう途中、報告した味方機は空母に撃墜されたので空母に乗員がいるという事になる。
つまり、魚雷命中後逃走する可能性大である。乗員がいなければ、ある程度近づけば
マップ上に表示されるのでその場合は、鴨である。絶好の機会である。
ミッドウェーの場合、大体両軍共に空母が退避する場所は決まっているので潜水艦にとっては
やりやすい戦場と言える。頭上を空母から発進する敵機が通り過ぎるので
潜望鏡は海面から見えるか見えないかぐらいのギリギリで潜行している。

味方の報告通りA6に空母がいた。艦首方向から接近。
敵は気付いていない。この位置で魚雷を3発発射。目的は艦首のバルジ破壊である。

バルジが破壊された影響で傾斜し出す空母、破壊されたバルジに撃っても
基本的に無駄なので空母の船体後部に向けて魚雷発射するが3発中、1発しか命中せず。
ここで装填のため潜って向きを直して進む。潜望鏡まで沈めたのは空母から発進した
雷撃機がこちらを発見するのを恐れたため。やはり空母の乗員が空母を動かして
逃走に掛かる。

あと少しで魚雷装填完了するという所で潜望鏡を上げて周りを見渡すと
逃走する空母が見えた。この後撃沈できた。

この後、何度か戦いながらも何とか健在。もうすぐで連合軍勝利まで行った所で
島の南方で偶然空母を発見。

絶好の射撃位置である。敵艦が射線に自ら入ってくる位置がやりやすい。
逆に後方から自分で射線上に敵艦を入れるような位置は命中率が低くなる。

ただ管理人も突然の事態だったので慌てたせいか一部しかバルジが破壊できなかった。
潜望鏡深度で追撃するが、後ろから駆逐艦が来るのに気付くのが遅れた。
咄嗟に浮上してなかったら爆雷でやられてたな。
この時点で大和が味方をフルボッコにしてたらしい。目の前に餌に夢中になってた。

駆逐艦の砲撃で船体がグラグラ揺れる。この時点で(記憶が正しければ)
駆逐艦は潜水艦後方から取り舵を取って潜水艦に向かってきている
艦自体も危ないのだがチケットや残り時間も考慮すると最後も近い。
最後の雷撃を仕掛ける。

命中して撃沈、元々傷が入ってたようだ。だが空母を沈めても連合側が負けたので
この戦果は虚しかった。あの時点で反転しても大和の傍に間に合うかどうか
微妙だったとはいえ悔いが残る。

潜水艦は戦局に重大な影響を及ぼすので、使い方次第でかなり変わる。
戦艦を沈める事だって容易い。基本的に潜水艦は隠密行動だが時には大胆に行動しよう。
あとほとんど無いと思うが味方艦への誤射などは致命的なので注意しよう。
バルジの破壊は工兵では修理できないからだ。

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